幼稚園の面接に落とされて言葉の発達を促す教室に通いだした娘。でもその教室はあと数か月で卒業しなかればならない。
このままでは娘が幼稚園に入れる見込みもないし、来年1年は家で保育をする可能性が濃厚。家で保育をするとなると、どうしても他人との関わりが少なくなってしまい集団生活の練習ができない。
来年1年間、空白の娘の居場所を探し、療育の見学をすることにしました。今回はこの事について書きます。
療育になると本格的
まずは療育とはこういうものです。
障害のあるお子さまが、社会的に自立できるように取り組む治療と教育のことです。生活への不自由をなくすよう専門的な教育支援プログラムに則り、言葉や身体機能など発達に遅れの見られるお子さまについてトレーニングをしていこうとするものであり、お子さまが生活しやすくなるように外部からサポートすること
引用:「その一人に合わせた教育」https://junior.litalico.jp/personality/hattatsu/nursing/
療育になるとプログラムの内容が本格的になりますね。私が見学した療育教室は毎日実施していますが週1で通う子もいるし、週5で通う子もいるようです。ここで療育を受けて集団生活のトレーニングをした後、普通の幼稚園に2年保育で入るお子さんが多いみたいです。
療育は親もガッツリ付き添わないといけないので、療育に通ってる間は当然下の子をどこかに預けないといけません。ただ、子供が療育に通うとなると保育園の点数がグンと高くなるので(フルタイムで働くママ並み)下の子が保育園に入れる可能性は高くなるようです。
療育見学の流れ
あまり詳しくは書けませんが体を動かすクラス、楽器や音楽のクラス、パズル遊びなどをするクラスとおおざっぱに分けられそれぞれの教室に移動します。子供によってカリキュラムは違うみたいです。
うちの娘はパズル遊びクラスになりました。最初の挨拶→音楽と手遊び、紙芝居、物あてゲーム→パズル遊び→外の遊具遊びまで見学と参加をさせてもらいました。(在校生はそれからお弁当タイム)
見学の間、ずっと先生が後ろから娘の様子を観察して、パズル遊びもとことん付き合ってくださいました。
先生の教え方もが良く、娘との相性も抜群だったので娘はどんどんいろんなパズルに挑戦してはクリアしていきました。うちの娘は確かに頑固で難しい、成長がゆっくりな所があるけど、良い指導者と環境に恵まれたらどんどん能力が伸びる子なんだな、と実感できました。[ad#ad1]
先生のアドバイス
この日、娘の様子をじっくり見ていた先生のアドバイスは「娘ちゃんはちゃんと意思疎通もできるし、椅子にもちゃんと座っている、周りの様子を見て人の指示に従う事ができる、手先も器用、療育に通う必要はない。来年から集団生活に入れても大丈夫だと思う。言葉を増やすには幼稚園で言葉のシャワーを浴びさせるのが一番。A幼稚園とは相性が悪かっただけかもしれない。きっと幼稚園ならまだ空きがあると思うから他の優しい幼稚園も少し考えてみてはどうでしょう」との事でした。
そしてB幼稚園とC幼稚園は比較的優しいらしい、と重要な情報まで下さいました。こんな情報、ここに来なければ得られなかった。本当に来てよかった…(;_:)
再度、別の幼稚園探し
お受験系でもないA幼稚園に落ちてから、なんだか私の中で「娘はきっと他の幼稚園でも落ちるだろうな」と自分の中で決めつけていました。別の幼稚園でもまた落とされてしまったらショック過ぎて立ち直れないかもしれない…(←私が。)とにかく挑戦して失敗して傷つくのが怖くてたまらなかったんです。
でも療育の先生が「娘ちゃんなら大丈夫!他の優しい幼稚園のチャレンジしてみなよ」と応援してくれたことでとても勇気づけられました。そうだよね、ダメ元で受けてみればいい。ダメだったらあと1年家で見ればいい、ここまで来たらできる事は全てやろうじゃないか!
そんなわけで他の子はとっくの昔に幼稚園の内定をもらったであろう11月中旬に新たに他の幼稚園の門を叩いたのでした。次は幼稚園シリーズの最終回になります。
療育なんかいらない!: 発達障害キッズの子育ては、周りがあわせたほうがうまくいく (実用単行本)