夏休みの宿題で大変なものと言えば、読書感想文です。
読書感想文の本は正直なんでもいいのですが、私がイチから選ぶのも大変だし、子供に選ばせても適切な本を選んでくるとは限りません(^^;
って事で感想の書きやすそうな課題図書を図書館で借りてきました。
今回は2020年の課題図書の読書感想文の下書きを1時間で仕上げた方法を書きます。
目次
図書館で2020年課題図書を借りてきました!
2020年小学校低学年の課題図書が6月初旬に発表されました。
4冊あるうちの興味のある2冊を図書館で予約をしました。
『タヌキのきょうしつ』『『山のちょうじょうの木のてっぺん』。
課題図書の発表があったばかりなのに、もう既に数人が予約をしていて、1週間ちょっと待ちました。
6月でこのような状況なので、夏休みに入ってから予約をかけても順番待ちで間に合わないかもしれません(^^;
課題図書を図書館で借りたい場合は早めに予約をかけておいた方が無難ですね。
『タヌキのきょうしつ』に決定★
子供が自分で選んだ
子供に2冊の本を見せて、『どちらの本が好き?』とたずねたところ、子供は『タヌキのきょうしつ』を選びました。
この本のイラストになじみがあったのと(どこかで見た絵だったみたい)、たぬきの話って事で食いつきました。
感想が書きやすいと思った
私も2冊の本を読んでみた結果、『タヌキのきょうしつ』の方が感想が書きやすそうだな、と思いました。
簡単なあらすじを言うと、(ネタバレあり)
タヌキが夜の小学校で人間のマネをして勉強を始める→人間にバレてニュースになりお祭り騒ぎ→日本で戦争が始まる→タヌキも戦争のマネを始める→戦争で大勢が死ぬ→タヌキもどこかへ消えたが、実はタヌキの子孫は勉強を続けていた+広島の街も復興→タヌキの子孫が再登場!
みたいな感じです。(超ざっくり)
途中で戦争の描写(広島)になるので、子供にはそこらへんだけがちょっと怖いかもしれませんが、全体としては明るく描かれていて楽しく読める本だと思います。
課題図書の中でも感想が書きやすい、子供の食いつきが良いか、など読んでみないとわからない事もあるので、1冊ではなく2~3冊の中から選ぶと失敗が少ないと思います。
ちなみに去年の課題図書の『魔女ののろいアメ』の感想文は書きやすいと思いました。
(出てくる登場人物も姉妹で、子供が自己投影しやすい。伏線や登場人物の感情が書いてある。オチも面白い。)
1時間で読書感想文の下書きを作る方法
- まず先に親が読んでおく
- 子供に読み聞かせながら、ポイントになりそうな部分をふせんをはさむ
- 子供の感想を引き出しながら感想メモを作る
- メモの順番を並べる
①まず先に親が読んでおく
本はまず最初に親が1回読んでおきましょう。
②子供に読み聞かせながら、ポイントになりそうな部分をふせんではさむ
読書感想文は基本的には子供が読むのがルールですが、小学1年だと『読む→頭で理解する→自分の感想を言葉にする』過程が難しいです(^^;
まだ文字も覚えたばっかりの子供なので、おそらく読むだけでも困難。
ってなわけでちょっとズルいけど、私が子供に読み聞かせる事にしました。
子供に読み聞かせながら物語のポイントになりそうな部分にふせんをどんどん挟んでいきます。
(挟み過ぎに注意!ポイントがわかりにくくなるので)
子供の感想を引き出す時に読み返しそうな部分にふせんをしておくと、次に読むときに無駄なくぺージが開けます。
登場人物の感情が現れている部分、この話の場合は戦前・戦時中・戦後でタヌキの行動が変わるので、そこらへんの対比などがポイントになるのかな~と思いました。
③子供の感想を引き出しながら感想メモを作る
ここからが一番重要なところです。
前の記事でも書いた通りに、インタビュー方式で子供の感想を引き出します。
感想メモは1個の感想につき1枚の紙(メモ用紙、もしくは正方形の付箋)に書きましょう。
- どんなお話だった?どの場面が心に残った?それはなぜ?
- 登場人物で気になった人、好きだったのは誰?それはなぜ?
- 面白いと思った場面はどこ?どんな所が面白かった?
- 本の中に出てくる体験は実際にした事ある?
- 表紙を見たときどんな話だと思った?読んでみてどうだった?
この子供の感想を引き出すのがなかなか難しくて…小学1年の場合だと
まぁこんな感じになります。
これでは感想にはなりませんよね…(^^;
ちゃんとした文章を引き出すためには
質問『タヌキのどんな所がエライと思ったの?』→子供の答え『戦争があっても勉強をがんばっていたところ』
◆感想メモ『タヌキは戦争があっても勉強をがんばっていたところがエライと思った』
子供に質問をして、抽象的だった表現を具体的な言葉に組み立てて、感想メモに書いていく作業をしていきます。
この感想メモをどんどん作っていけば、感想文の下書きのできあがりです。
ちなみにこの話の場合の質問例としては
- この話で一番面白いと思ったところはどこ?好きなシーンはどこ?
- タヌキは人間よりも一生懸命勉強をしている様子があるけど、それについてどう思う?
- 最初は楽しく踊っていたタヌキが戦争が始まると戦争ごっこを始めたけど、どのように感じた?
- 自分はこのタヌキを見て、これからどうなろうと思った?
このような質問をして、子供の感想・考えを引き出しました。
最初はなかなか口を開かなかった子供も、話を深堀するにつれて、自分が気づいた感想も出せるようになりました。
すかさず感想メモに書きます。
下書きなので、汚くてOK。
④メモの順番を並べる
メモの順番を並べていきます。
↓読書感想文の構成はこちらです。
①はじめ…本の簡単なあらすじ、この本を選んだ理由
②なか…心に残った場面の説明、その場面で自分が思ったこと
③おわり…いちばん強く思ったこと、主人公と自分を比べて考えたこと、これからしたいこと、など
感想メモには『はじめ①、はじめ②、なか③~⑧、おわり⑨』まで赤文字でナンバリングしています。
コツとしては①はじめと③おわりを最初に選び、②なかの優先順位を決める事です。
文字数によって②なかは取捨選択をする必要があるので、絶対に入れる感想は星3つ、普通は星2つ、削る可能性がある物は星1つ、など自分でマークを決めておくとよいですね。
これで感想文の下書きは完了!
読み聞かせ、子供の感想を引き出す作業ではだいたい1時間ぐらいで終わりました。
ここまでできたら、もう本を読み返す事はないので、図書館に本を返しちゃってOKで~す(*^▽^*)
この方法ならいつ図書館で本を借りても読書感想文が書けます。
みんなが動き出す前に下書きまで済ませておけば、夏休みの宿題が出てもラクラクです♪
あとは原稿用紙に書くだけ!
読書感想文の文字数が発表されたら、原稿用紙に感想文を書く作業です。
小学1年の場合だとおそらくここでかなり時間がかかる気がします(^^;
原稿用紙に書く作業流れ
- 文字カウンターで感想の取捨選択をする
- 感想文の下書きをする
- 子供が原稿用紙に書く
①文字カウンターで感想の取捨選択をする
文字数に合わせて感想メモの取捨選択をします。
①はじめ、③おわりは削れないので、②なかの優先順位が高い感想から選びます。
文字カウンターを使えば、文字数の目安と原稿用紙の枚数まで計算できるので、あらかじめ調べておきます。
何度も文字を消したり書いたりするのは、かなり時間がかかるし、子供の集中力が最後まで持たないので(^^;
②感想文の下書きをする
親が読書感想文の下書き(そのまま書き写しても良い状態のもの)を適当な紙に書いておくとスムーズです。
学年が上がれば感想メモを見ながら、子供が自分で原稿用紙に書いていく事はできると思います。
でも小学1年は全く同じ文字を書き写すのも時間がかかるので…おそらく無理でしょう(^^;
感想メモの走り書きや乱文を自分で解釈して、原稿用紙にアウトプットする作業はもう少し学年が上がってからしてもらおうと思います。
③子供が原稿用紙に書く
いよいよ子供が頑張る作業です(笑)
親のお膳立て7割、子供の作業3割ってとこでしょうか…(^^;
小学1年だと原稿用紙の使い方を覚えるだけでも大変だと思うので、決まった文字を書き写す作業でもかなり時間がかかりそうです。
間違ったら消す作業も含めて、最初は2時間はかかるんじゃないかな、と思ってます(^^;
子供の集中力が持つかが心配ですが、原稿用紙に書く事はもう決まってるので、作業を途中でやめて次の日に続きをしても問題はないかな、と思っています。
原稿用紙の使い方についてはこちらのサイトがわかりやすいです。
さいごに
今回は2020年の課題図書の読書感想文の下書きを1時間で仕上げた方法を書きました。
小学1年だと『読んで感想を書いてね』って言ってもおそらく難しいと思います(^^;
子供の宿題にあまり親が手を出したくないのですが、宿題がいつまでもできあがらないのも困るので、子供の成長に合わせてサポートしていきたいと思ってます。
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