アニメでも人気の名探偵コナン。
私も昔1巻から集めてたんですが、いつまで経っても終わらず、途中で挫折!
でもコナン(新一)が戦う黒の組織のボスの正体がやっと発覚したところなので
10年以上ぶりにコナンを買い始めました。
そしてこの前、なんとコナン100巻が発売されたので買いました。
100巻は想像以上に面白く、買ってよかったです!
ずっと気になってた黒の組織No.2のRUMの正体や、
黒の組織メンバーの面白いシーンがてんこ盛りで見逃せない内容になってます。
今回はコナン100巻の軽い内容と感想について書きます。(ネタバレ注意です!)
目次
今までの簡単な復習
もうわかってる人は読み飛ばしてもらっていいです(;'∀')
重要な登場人物
コナンや蘭、博士などおなじみのメンバーは省略します。
灰原哀(本名は宮野志保)…コナンの体を小さくした薬・アポトキシンを開発した少女で、黒の組織の元メンバー。(コードネームはシェリー)本当の年齢は18歳だが、組織から逃れるためにアポトキシンを飲んで幼児化して博士の家に居候中。一時的に大人の姿に戻すアポトキシンの解毒剤を作る事に成功。
宮野エレーナ(既に死亡)…灰原哀の母親。夫の厚司と共に黒の組織の科学者。
赤井秀一…FBI捜査官。コナンの正体が新一だと知っている。黒の組織に潜入捜査をしていた。灰原哀の姉の宮野明美と付き合っていた。黒の組織からは『シルバーブレット』として恐れられている。今は大学院生・沖矢昴に変装して新一の家に居候している。
安室透…3つの顔を持つ男。表向きは喫茶『ポアロ』の店員で私立探偵で、毛利小五郎に弟子入り。裏の顔は黒の組織のメンバー『バーボン』。でも本当の姿は公安警察の『降谷零』。赤井とはライバル同士で、ある事件から赤井の事を憎んでいる。
黒の組織のメンバー…ジン、ウオッカ、ベルモット、ボス『あの方』
RUM(ラム)…黒の組織のナンバー2、『あの方』の片腕らしい。左右どちらかが義眼。作中には片目が義眼の人物が3人出ている。①黒田兵衛(警視庁捜査一課管理官)②若狭留美(コナンのクラスの副担任)③脇田兼則(いろは寿司の店員)
赤井ファミリーの情報
■赤井秀一…FBI捜査官で黒の組織に潜入捜査していたが、コナンの協力の元、来葉峠で死んだふりをして(発見された焼死体は別人のもの)、現在は大学院生・沖矢昴として工藤新一の家で居候中。
■羽田秀吉…赤井の弟。資産家・羽田家に養子に入り、将棋の名人になる。赤井一家の中で、唯一危ない事には関わってない人物。彼女は交通課の宮本由美。
■世良真純…赤井の妹で、ボーイッシュ。帝丹高校で蘭や園子と友達になる。『コナン=新一』ではないかと怪しんでいて、度々探りを入れている。
■赤井メアリー…赤井秀一達の母親で、自らを『領域外の妹』と名乗る。現在は中学生ぐらいの姿になっていて、娘の世良真純とホテル暮らしをしている。息子の秀一は死んだと思い込んでいる。イギリス情報局秘密情報部(SISまたはMI6)の人間。←NEW!
■赤井務武…赤井秀一達の父親。『羽田浩司を殺した犯人を探る』と言って、世良真純が生まれる前に行方不明になっている。←NEW!
100巻の内容
100巻の内容は事件3本です。
今回はずっと謎だった組織No.2のRUMの正体が発覚します。
黒の組織メンバーとFBIやコナン達の対決も必見です!
工藤優作の推理ショーの解決編
コナン(工藤新一)の父・優作が自宅ポストに入ってたイタリアンの店で食事をした事がきっかけで、
食中毒を起こして寝込みます。
同じイタリアンを食べた有希子も食中毒を起こし、ピンチになったコナンの元に
優作の変装をした人物が現れます。
優作の姿をしたのは怪盗キッドだと確信したコナンは彼に皆の前で推理をする役を頼み、
事件は解決します。
ところが、コナンが怪盗キッドだと思い込んでた人物はキッドではなく、
黒の組織メンバーのベルモット(の変装)だったのです。
コナンは慌てて自宅にベルモットがいたという事実を寝込んでいる優作達に
伝えようとしたところ、そこには赤井秀一がいました。(赤井は沖矢昴として工藤家に居候中)
優作は最近、黒の組織メンバーから監視をされている事に気づいており、
黒の組織メンバーに油断をさせるためにわざと食中毒を起こしたフリをしていたのです。
ベルモット「組織の脅威になりそうな人物(工藤優作のこと)が日本に留まっていたから腹の内を
探ろうと思ったんだけど、拍子抜けもいいとこ…あれならいつでも殺せるわ」
優作達の作戦により、ベルモットから直ちに殺される所を免れます。
黒の組織とFBIの対決
FBI捜査官が次々と惨殺される
身元不明の外国人二人の遺体が連続して見つかる事件について話す少年探偵団たち。
放課後にたまたま人が落ちる音を聞いたコナンが駆けつけるとそこにはまた外国人の遺体が。
コナンがビルの上を見ると、黒の組織メンバーのウォッカの姿が!
この連続殺人事件に黒の組織が関わってる事を悟ったコナンは捜査を始めます。
(ジン、ウォッカ、キール、キャメル、キャンティ、コルンが勢揃い)
急いでコナンが工藤家に帰るとそこにはFBI捜査官たちが集まっていました。
(ジョディ、ジェイムズ、赤井秀一などその他大勢)
外国人連続殺人事件の被害者はFBI捜査官たちで、今後の対策を立てている所でした。
FBI捜査官達は待ち合わせに暗号を使っており、その暗号を黒の組織メンバーに解かれていました。
そこで、この暗号を使って逆に黒の組織メンバーをおびき寄せて挟み撃ちにすれば、
奴らを一網打尽できるのではないか、と考えたキャメル捜査官は
自ら先行して待ち合わせ場所に行くことを志願します。
ところが、ジョディの暗号作成ミスした事により、黒の組織からこちらの手の内がバレてしまい、
黒の組織を待ち伏せするFBI捜査官達が撃たれて
さらにキャメル達の車も黒の組織メンバーから撃たれてピンチに陥ります。
黒の組織の車から逃げ惑うキャメルの逃亡劇が始まります。
キャメル捜査官のサバイバルデスゲーム!
キャメルは得意のドライブテクでジンの車を振り切ろうとしますが、
キール&ベルモットのバイクに挟み撃ちされて、腕を撃たれて車ごと海に落ちます。
沈む車からなんとか脱出したキャメルは東京湾内の海猿島まで泳ぎ、上陸します。
海猿島にいるキャメルを迎えに行こうと赤井秀一は沖矢昴の顔に変装し、コナンも連れて行きます。
(赤井秀一は黒の組織メンバーにとって死んだ事になっている)
キャメルは島に上陸した後、海岸沿いで火を起こしていたため
ジンに見つかり、ジン達も海猿島に上陸してキャメルを殺そうと探し始めます。
キャメルはコナンや赤井秀一の助言を忠実に聞きながら、ジン達から逃げ惑います。
濡れた服を乾かした後に、森に隠れるために服をオリーブ油に漬け込めと言われたり、
布袋をかぶって土に潜れと言われた後に、『すぐに出ろ!焼け死ぬぞ!』と言われたり
キャメルはけっこう散々な目に合います。
最後は赤井とコナンの作戦により、キャメルは黒の組織メンバー・キャンティから撃たれたフリして
海に落ちます。
海に落ちたキャメルにとどめを刺すためにジンは手榴弾を投げますが、
それを赤井が撃ち抜き空中で爆発します。
対岸からジンの足元、キール(水無怜奈)の帽子のツバを打ち抜く赤井秀一。
ジン「伏せろ!」
と号令をかけて黒の組織メンバーが一斉にひざまずく?ポーズは必見です。
キャメルにとどめを刺そうとするジンですが、海猿島を放火してしまったために
消防艇がやってきたので、仕方なく撤退します。
ジンはキャメルの事を知らなかったけど、コルンとベルモットは
キャメルの事を知っていました。
組織のNo.2のRUMもキャメルの事を知っていて、
見たら撃ち殺せ、とコルンに命令していました。
黒の組織No.2のRUMの正体は…
今回のFBI捜査官狙撃事件は組織No.2のRUMがジン達の会話に入ってきて
キャメルの行動を先読みして、次々と指示をしていました。
ジンはRUMと仲悪いようで、他のメンバーがRUMに感心してると嫉妬をしているシーンも見受けられます。
ウォッカ「またもRUMの言った通りですぜ!」
ジン「いちいち褒めるな…」
RUMは2年前にキャメルと対面したことがありました。
赤井秀一が組織に潜入していたときにジンとの待ち合わせの場所にいたおじいさんがRUMでした。
(そのときにキャメルが「ここは危険だからいてはいけない」と言ったことで
赤井がFBI捜査官だと組織にバレてしまいます)
黒塗りの車に乗っているスキンヘッドのおじいさんはカツラをかぶり、
ちょび髭と前歯をつけて眼帯をつけて、いろは寿司の前に車を停めてもらいます。
運転手「到着しました…」
RUM「御苦労…」
RUMの正体は毛利探偵事務所の隣のいろは寿司で働く寿司職人
脇田兼則でした!
寿司職人のおっさん(見習い?)が運転手付きの黒塗りの車から出てくるって、
明らかに普通じゃないですね。
コナンが見たら一発でRUMだと見破りそう。
不気味な顔で毛利探偵事務所を見上げる脇田兼則ことRUM。
今回の事件でジンよりも有能であることが発覚しました。
今後、どのように小五郎やコナン達と絡んでいくのか気になりますね!
縁結び神社の事件
大阪の遠山和葉は蘭とコナンを誘って縁結びで有名な杯戸神社を訪れます。
その日限定の縁結びのお守りご朱印を手に入れて服部平次のハートをゲットするつもりらしい。
そこには同じように縁結びのお守りを手に入れようとする服部平次もいました。
ただ、服部平次は和葉たちに自分の姿を見られたくないために、お面をかぶって行列に並んでいました。
(コナンはすぐに服部だと見抜く)
その神社で刑事が階段から突き落とされて殺されます。
容疑者は3人、コナンやお面をかぶった平次が推理を繰り広げて犯人は無事逮捕されます。
お面をかぶったままとはいえ、推理をする語り口調から和葉や蘭は
お面をかぶった少年は平次だと気づいていました。
和葉は平次のお面をはぎ取り、二人はいい感じの雰囲気になります。
平次「ああ、そうや。御朱印をもらいに来たんや。縁結びの神さんの力を借りなアカン奴がおってなぁ」
お互い赤くなる二人。告白のチャンスか?
和葉「せやからそれ…誰やねん?」
平次「は?」
和葉「アンタと誰の縁結びやって聞いてんのや!」
蘭&コナンの心の声(いやいやいや…和葉ちゃんでしょ!)
和葉「私は平次のお姉さん役やから聞く権利あると思う!」
平次「気色悪い事ぬかすなボケ!誰がお姉さんっちゅうんや!」
和葉「気色悪いんはそっちやん!お面かぶってコソコソ何してんねん!」
平次、せっかくの告白のチャンスだったのに、またいつものようにケンカ腰になってしまう二人。
お互い両思いなのになかなかくっつかない…。
コナン界では数々のカップルが誕生したけど、平次&和葉だけは
いつまでもこのままなのかもしれませんね(;^ω^)
100巻の感想
キャメルの逃亡サバイバル劇が面白い!
100巻の主役は何といってもキャメルですね。
キャメルが何度もピンチになる所をコナンや赤井秀一の指示により、なんとか助かるハラハラ感が楽しかったです。
特にせっかく乾いた服にオリーブ油を浸すように言われたときにキャメルは少し嫌がってるし!(笑)
うっかり海岸沿いで焚火をしてジンに見つかったり、
床に落としたコーヒー豆を自分で踏んで音がしたことでウォッカに見つかったり
キャメルはちょいちょいミスをしてるんですよね(;^ω^)
そーいや赤井が黒の組織に潜入中にスパイだとバレたのも
キャメルの失態のせいでしたね…(*_*;
でもコナンや赤井のアドバイスを忠実に遂行していき最後は助かるのでよかった!
黒の組織ジンの兄貴に愛着すら湧いてくる…
100巻の裏表紙の人物はジンです。
100巻まであってジンの兄貴はまだ出てきてなかったんですね!(;'∀')
ジンは自分が殺した相手など人物把握などは弱いですが、
海猿島の焚火を見逃さなかったり、T字路でキャメルがどっち曲がったかを当てたり
相手を追い詰める野性的な勘はかなり鋭いように思えます。
なんだかんだでジンはコナンの連載当初から20年以上登場し続けているキャラなので
もう愛着すら湧いてきています(;^ω^)
組織No.2のRUMの考察
一方、RUMこと脇田兼則は瞬時にFBIの暗号を解いたり、相手の行動を先読みしたり、
かなり卓越した頭脳を持った人間だということがわかります。
さすが組織のNo.2と言われるだけありますね。
脇田兼則は怪しんでいる毛利小五郎に自ら弟子入りしており、相手の懐にも潜り込む策士。
組織のメンバー・バーボンこと安室徹ともみんなの前では接点ないフリして
裏では「工藤新一の情報を要求する」と安室にメールで指示したり、
小五郎・コナン・安室徹の一泊二日の長野旅行についてきたり(97巻参照)
結構コナン達にがっつり絡んでいる人物でした(;^ω^)
長野旅行の道中の電車の中で4人でババ抜きをしているシーンで、
脇田兼則は次のようなセリフを言ってます。
脇田「外れがわかる目があるならアッシにも分けてもらいてぇぐらいですぜ…
自分を謀る裏切者がわかるじゃないですか…
鮮度の落ちた魚を高値で売りつける仲卸とかねぇ…」
これはバーボンこと安室に組織を裏切るなよ…と暗に釘を刺してるようにも
見えますね。
(実際にバーボンは公安として組織に潜り込んでいるスパイ)
小五郎が長野県警の刑事たちに挨拶するときに
安室「毛利先生の一番弟子の安室徹です」
脇田「二番弟子の脇田兼則でさぁ!」
これは組織のNo.2であることを暗示しているかのようなセリフのように聞こえます。
このように今思えばあれは…という伏線がたくさん散りばめられていました。
さいごに
今回は名探偵コナン100巻の軽い内容と感想について書きました。
RUM候補がはっきりしたところで、黒の組織VSコナン達の対決もクライマックスを迎えそうで
楽しみになってきました!
もう一人のRUM候補だった若狭留美の正体も一体何だったのか、知りたいところですね。
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