前回の記事:矢沢あい「パラダイスキス」あらすじ&感想①
紫の心情がよく現れてる名シーン
「放課後が楽しみなのはアイツに会いたいわけじゃない」
「と思う」
→ここのシーンで徳森君が紫を見てるのに、
紫は気づかずに席をさっさと立っている
徳森君よりもジョージのいるアトリエに早く行きたくて
仕方ない気持ちがよく現れてます
ジョージから電話がかかって来るのを待つ紫
「私からは絶対かけてやんないんだから、
しばらく時間をおいて冷たくこたえてやるんだから」
「だからお願い、はやくかけてきて・・・ジョージ」
アイツのペースにハマってやるものかと思いながらも
しっかりハマっちゃってる!恋する女の子の矛盾した気持ちが
よく現れててキュン、とします。[ad#ad1]
二人が付き合い始めてからの場面
ジョージに部屋を追い出され、地下鉄乗り場の階段で泣く紫
「わざと階段の見える所に座っていたのはジョージが
追いかけてきてくれると期待したからだ。
こんな情けない自分は好きじゃない、
でも好きな男に何も考えずに甘えてみたいと思うのは
そんなに悪い事なのかな」
いや~悪くないっすよ・・・・もうなんか紫の気持ちがわかりすぎて
泣けてきます・・・
好きな人にかまってほしいし、甘えたいって思う気持ちが
よく出てるなぁ
また、実和子の家に入り浸りの嵐と
美和子のラブラブ加減と比較してしまい、
さらに紫かわいそう・・・って思ってしまいます
紫は要するに「かまってちゃん」タイプだと思うので
ジョージみたいな男とは相性が悪いんだろうな
ジョージは香(デザイナー志望で留学中のライバル)
みたいな自立した女が好きそうだし
恋愛は理屈じゃないけど、相性悪い者同士がひっつくと
悲惨です
常に別れる、別れないのすったもんだを繰り返し、
常に周りから心配されるカップルになります